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舞殿の彫刻「東面 左の彫刻」

舞殿の彫刻「東面 左の彫刻」

今回は、東面(金木犀側)左(南)の上段「群に紛れて鹿の乳を採る」、下段の「枕を扇ぎ布団を温める」をお話しします。

「群に紛れて鹿の乳を採る」

中国 周の時代、炎(たん)と言う人のお話です。

共に暮らしていた彼の年老いた父母が、患っていた眼に鹿の乳が特に良いと聞き、欲しがっているのを知りました。

すると彼は鹿の皮を手に入れ、それを被って野生の鹿の中に紛れ込み、乳を採っては両親にあげるようになりました。

そんなある日、いつものように鹿の群の中にいたとき、狩人に鹿と思われて弓で射られそうになりました。あわてて事情を説明し、射殺から免れることが出来たのでした。狩人は彼の孝行心に深く感銘したということです。

~彫刻(上段)は、鹿の皮を被った彼が狩人に事情を説明している図です。~

「枕を扇ぎ布団を温める」

黄香(おうこう)という、漢の時代、江夏の人のお話です。

彼は9才の時に母を亡くしましたが、日々の御霊祭を欠かさず、また、父親への孝行にも励む、孝行息子として知られていました。

彼の家は豊かではありませんでしたので、夏になれば、寝ている父親の枕元で扇であおいで涼しくし、冬になれば父の冷たい布団に自分が入って温めて置くほどであったといわれます。

~彫刻(下段)は、父親が布団にはいる前に扇であおぎ涼しくしている図です。~

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