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舞殿の彫刻「正面 右の彫刻」

舞殿の彫刻「正面 右の彫刻」

今回は、南面(正面)右(金木犀側)の上段「日々のつとめを怠ることなく 母の看病に誠を尽くす」、下段の「美衣を着て親を喜ばす」をお話しします。

「日々のつとめを怠ることなく 母の看病に誠を尽くす」

漢の高祖劉邦の第3子、西漢の孝文帝は、日々政治に意を尽くし、良く国を治め、また数々の実績を挙げたといわれます。また、母薄太后への孝養も尽くしました。彼女が3年の長い間病床にあったときは、日々の政治の後、「衣服の帯も解かず、まばたきもしない」で看病に当たったと伝えられます。母の薬を煎じるときは、人任せにしないで、必ず自分で舐めて加減を確かめ、母に勧め、看病をするのでした。

「美衣を着て親を喜ばす」

中国は周の時代、老菜子(ろうらいし)という人がおりました。幼い頃から大変な孝行者で、道家の奥義を究め15編を書しています。山の麓で農業を営んでいるのを、その賢さを聞いた楚王が招聘したほどです。ただ、招聘には応じず、政治とは距離を置いた生活を続けたといわれます。

彫刻(下段)は、彼が70才になった頃、美しい着物を着て子供の真似をして、老齢の両親に意識させまいとしている図です。

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