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舞殿の彫刻「正面 中央の彫刻」

舞殿の彫刻「正面 中央の彫刻」

今回は、南面(正面)中央のお話です。上段「親の木像を拝む」、下段の「地中より黄金が湧く」です。

「親の木像を拝む」

中国漢の時代、丁蘭(ていらん)という人のお話です。幼いときに両親を亡くし、親孝行もできなかったと悲しむ彼は、両親の木像を彫りました。それを朝夕に拝み、祭を絶やすことがなかったと伝えられます。

~この図は、両親の木像を拝んでいるところです。~

「地中より黄金が湧く」

中国後漢の時代、郭巨(かくきょ)という人がおりました。老母と夫婦の3人、貧乏ではありましたがお互いを思いやり、何とか暮らしていました。母が年を取り、病気がちになった頃、子供が産まれ、生活はますます苦しくなっていきました。それを察した老母が、自分の食事を減らして孫に与える為、母親の病気は日に日に悪くなってゆきますが、医者に診てもらおうにもお金がありません。巨夫妻はそれを悩み、ついに決断しました。

貧乏のために親孝行をすることもできない。子供はまた産めるけれど、母親は又と得られないものだから、身を切られる思いでも、この子を土に埋めて母に尽くすことにしよう。と。

二人で泣く泣く子供を埋める穴を掘り出すと、不思議、その地中から黄金が出てきました。夫婦はこれは天からの授かり物だと喜びました。このおかげで、子供は殺さなくてすみ、母親も医師に見せることができて幸せに暮らすことが出来たといわれます。

~この図は、巨が出てきた黄金を支えているところです。~

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