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舞殿の彫刻「西面 右の彫刻」

舞殿の彫刻「西面 右の彫刻」

今回は、西面(祈祷受付側)右のお話です。上段「真冬に筍(タケノコ)が生える」、下段の「清水が湧く」です。

「真冬に筍が生える」

三国時代の人、孟宗(もうそう) 俗名:恭武 という人物のお話です。

彼は幼いときに父に死に別れ年老いた病気がちの母と暮らしていましたが、母の病気は次第に重くなっていきました。好物の「筍(タケノコ)のなます」をもう一度食べてから死にたいと望んでいるのを知り、彼は真冬の竹藪の中へタケノコを探しに入っていきました。筍は春先に生えるもので、いくら探しても雪混じりの風が吹く冬に生えているわけがありません。困り果てた彼は竹に抱きつき、大声を上げて筍がほしいと泣きました。すると、彼の孝心を感じたのでしょうか、目の前に筍が幾本も生えてきました。

喜んだ彼はすぐに持ち帰り、母親に与えました。すると不思議、母の病気も奇跡的に快方に向かったと伝えられます。

「モウソウ竹」の名の由来です。

「清水が湧く」

漢の時代、姜詩(きょうし)という人のお話です。

彼の母親は大河の清水と、鮮魚の”なます”が好物でしたので、夫婦2人で遠い大河まで清水をくみに行き、また、魚を捕ってはなますを作って母親に食べさせたのでした。多目に作れば近所の老人にも分けていました。

こうして何年か過ぎた後、突然自宅のそばに大河同様の澄んだ水が湧きだして泉が出来ていました。泉の中には鯉が踊りはねています。

こうして、夫婦は家のすぐそばで清水をくみ、魚を捕って母親に尽くすことが出来たということです。

~この図は、姜詩が清水を酌んでいるところです。~

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