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舞殿の彫刻「西面 左の彫刻」

舞殿の彫刻「西面 左の彫刻」

今回は、舞殿西面(祈祷受付側)左の彫刻にまつわるお話です。上段「孝、天を感動さす」、下段の「姑(しゅうとめ)に乳をあたえる」です。

「孝、天を感動さす」

古代の中国、虞という国の皇帝となる挑舜(とうしゅん)という人物のお話です。舜の生母は彼が幼いころに病死し、父は盲目の人だったといいます。父の後妻は実子を可愛がり、後妻の子も傲慢で、義兄である舜に対し尊大でした。しかし挑舜は不満も言わずに、父母への孝行をつくし、義理の兄弟にも優しく接しました。そんな舜の姿に、動物たちも彼の仕事を助けてくれたということで、この図は、遠い山の畑で一人耕作する舜を助ける象の姿を彫り込んだものです。

この後、舜は学問に励み、国中の人々に認められるようになりました。時の皇帝、堯(ぎょう)は舜を信頼し、やがて舜に皇帝の位を譲ったといいます。古代中国の禅譲伝説(ぜんじょうでんせつ)として有名な説話です。

~この図は、象が挑舜(とうしゅん)という人物の耕作を助けている場面です~

「姑に乳を与える」

今から1300年ほど前になるでしょうか。中国の唐の皇帝、太宗の后(きさき)、唐夫人は帝の治世を助けた賢婦といいます。ある時、太宗の母、長孫太夫人が病に伏したので、自分の乳をのませ看病しました。そのおかげで長孫大夫人はご飯を食べなくとも数年にして健康を取り戻すことができたといいます。のち、長孫太夫人はその死に臨んで、唐夫人に厚く礼を述べ、一門・親戚を枕元に集め、「私は嫁のおかげで今日まで生きることが出来ました。子々孫々にいたるまで、唐夫人のような嫁がきてくれると良いものだ」と語ったということです。

~この図は唐夫人が皇帝太宗の母、長孫太夫人に自分の乳を飲ませている場面です~

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