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舞殿の彫刻「北面 右の彫刻」

舞殿の彫刻「北面 右の彫刻」

今回は、舞殿北面(御殿正面側)右の彫刻にまつわるお話です。上段「蚊に自分の血を吸わせる」、下段の「虎害から親を救う」です。

「蚊に自分の血を吸わせる」

中国は晋の時代、呉猛(ごもう)という人がいました。彼が八歳の頃のお話です。呉猛の家はたいそう貧しかったので、部屋に掛ける蚊帳もありませんでした。そのため夏になると蚊に刺さされて、家族はよく眠られなかったということです。そこで猛は、自分が蚊に血を吸わせれば、両親のもとには蚊が寄らないだろうと考え、毎晩はだかで、両親の傍らに寝ることにしたということです。

~この図は、裸で寝ている呉猛が、親に寄る蚊を追っている場面です~

「虎害から親を救う」

やはり、中国は晋の時代、楊香(ようこう)という人物の話です。香が14歳のとき、父親とともに田圃を耕していると、山から一頭の虎が出てきました。虎が父親に襲いかかろうとしたとき、香は、両手を広げて虎の前に立ちふさがり、どうぞ、私を食べて父に害を及ぼさないで下さいと、天に向かって祈りました、すると、その真心が通じたのか、虎はおとなしく立ち去ったということです。

~この図は、楊香が虎の前にたちふさがる場面です~

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