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本殿の彫刻「山幸彦の図(其之一)」

拝殿向かって左の床の脇障子

今回と次回に分けて、拝殿 左右の脇障子にある彫刻、海幸彦・山幸彦 の名で親しまれている神話をお話しします。

下の写真は向かって左の彫刻、塩推神が山幸彦を無間勝間之小舟に乗せて海津見神の宮に案内するところの図です。

本殿の彫刻「山幸彦の図(其之一)」

ある時、山幸彦(やまさちひこ)(火遠理命:ほおりのみこと)は、兄 海幸彦(うみさちひこ)(火照命:ほてりのみこと)の鉤(つりばり)を借りて魚釣りをしたところ、魚は釣れずに借りた鉤を失ってしまいました。

自分の剣で沢山の鉤を作って兄に差し出したものの、もとの鉤を返せと言われて許されず、山幸彦は途方に暮れてしまいました。困り果てて海辺で泣いていると塩推神(しおつちのかみ)が現れ、尋ねられるまま山幸彦は一部始終を話すのでした。

すると塩推神は無間勝間之小舟(まなつかつまのおぶね)を作り、一計を含めて山幸彦を船に乗せ、綿津見神(わたつみのかみ:海神)の宮に送りだしました。

海神の宮に着いた山幸彦は、塩推神に教えられた通り、御門の傍らの井戸の上にある、湯津香木(ゆつかつらき)の上に登っていると、そこへ海神の女(むすめ)豊玉毘売(とよたまひめ)のお供の者が水を酌みにやってきました。供が水を酌もうとしたとき、水面に映っている樹上の山幸彦を発見したのです。

山幸彦は水を求め、お供の者の報告により豊玉毘売が命に出会い、その報は、その父 海神に知らされました。

海神は山幸彦を御殿に案内して大変なもてなしをし、命と豊玉毘売を結婚させたのでした。

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