例祭期間:8月15日(火) ・16日(水) ・17日(木)
裏千家一樹会渡辺宗契社中による献茶式が行われます。御神前での神事が終わり、席主のお手前が始まると舞殿は張りつめた空気に包まれます。
間眠(まどろみ)神社氏子総代による菅の奉納。
神様の茣蓙(ござ)を新調して献上するなごりと伝えられます。
宵宮祭に併せて、例祭期間中の三嶋大社社頭を彩る御神灯の献灯奉告祭が斎行されます。
千灯におよぶ御神灯は、御神灯世話人会の方々のご奉仕により、氏子崇敬者の御奉納をうけて献灯されます。
年間を通して行われる恒例120回の祭典の中で、最も重儀な祭典。
宮司以下神職全員が精進潔斎の参籠をし、古儀に基づいた禊ぎ(みそぎ)を行います。神前には、海・山の幸、季節の品々を心を込めてお供えし、笛や太鼓で楽を奏で優美な巫女舞を奉納し、御祭儀を奉仕します。
古くは、旧暦の8月の2の酉の日に大祭を斎行していましたが、明治4年に官幣大社に列格されてより、8月16日を例祭日として今日に至っています。
例祭期間3日間は、30万人以上の人出が予想され、市内一円が祭一色で彩られます。
「天地のかみにぞ祈る朝凪の海のごとくに波たたぬ世を」
世界の平和を祈られた昭和天皇の御製を神楽にした浦安の舞は、琴姫の奏でる優雅な調べにのせて、平安朝の装束を身にまとった4人の舞姫により奉奏されます。
清澄にして優雅な浦安の舞に対し、人長舞は静々と、そして荘重に奉納されます。日々鍛練を重ねた神職によって平安時代の手振りさながら奉納されます。
伊豆に流されていた源頼朝が深く三嶋大社を崇敬していたことは広く知られる所です。
この頼朝公旗挙出陣式は、源頼朝が、治承4年(1180)8月17日、三嶋大社祭礼の夜(18日未明)に挙兵し、初戦に勝利を得た故事に習い、万民和楽を願い行われます。本殿にて奉告祭、舞殿前では出陣式を執り行い、次いで市中パレードが行われます。
除災招福を願って三島の夜を飾る、人と火の競演。その噴煙が諸々の厄を祓い、福を呼ぶとされ、崇敬会員により奉納されます。ゴーゴーと吹き上げられる絢爛豪華な花火をお楽しみ下さい。
手筒花火は通常の打ち上げ花火と違い、モウソウ竹に荒縄を巻き付けた花火筒を、脇に抱え、手に持って吹き上げます。大筒花火の場合、火炎は10メートル近くにおよびます。危険と隣り合わせのため制作した者以外は、打ち上げることを禁じられています。
神事の終わった手筒は、除災招福の御守りとして奉納者に授与されます。
崇敬会員参列のもと、会の発展と会員全ての家内安全が祈られ、金弊の儀により大明神様の御恵をいただきます。
大祭参列の後は、会員懇親の直会(なおらい)があり、午後からは崇敬会奉納の流鏑馬神事を特別席で御覧いただきます。
全速力で馬場を駆け抜ける馬上から、3か所の的を次々と射抜く、勇壮な神事。
平安時代から行われていたと考えられています。明治初頭に一時中断しましたが、崇敬会発足10周年を記念して復活。三嶋大社崇敬会の奉納により行われています。
800年をこえる歴史を持ち、天下泰平・五穀豊穣を祈るこの神事は、現在、武田流一門により行われます。